ネットワークの疎通確認に便利なツールiperf。
先日Windows上で使おうと思ったら、見つからなくて困ったことがありました。
iperfのWindows版バイナリも配布されているらしいですが、私はCygwin派。従来Cygwinのインストーラから入れたiperfを使っていたはずでした。
それがたぶん以前Cygwinに64ビット版があることに気づいてCygwinを入れ替えたタイミングから入れ忘れたままになっていて、いざインストールしようと思ったら、インストーラのメニューに出てこない…。
記憶違いだと悲しいのですが、以前はCygwinのインストーラからインストールできたはずです、確か。なぜ無くなった!?
仕方がないのでCygwin上でソースからビルドしたという話です。
まずビルド環境ですが、先日はいつも使っているCygwin64環境でビルドしました。しかしそれだとCygwin環境としてどのパッケージが必要なのかよく分からないので、改めて別環境にCygwin64を入れ直して試しました。
改めて別環境にインストールしたCygwin64のパッケージは以下の通り。
Archive bzip2 unzip zip Devel autoconf2.5 automake1.9 binutils bison gcc-core gcc-g++ git make subversion Editors vim Net openssh wget X11 xhost xinit xorg-server
最終的にこの構成で難なくビルドできましたので、これだけあれば十分ということと思います。
ビルドの手順は以下の通りです。
1)ソースを取得
http://sourceforge.net/projects/iperf/
からソースをダウンロードします。
2)ビルド
ソースのアーカイブを解いてビルドです。
$ tar zxf iperf-2.0.5.tar.gz $ cd iperf-2.0.5 $ ./configure --build=i686-pc-cygwin $ make $ make install
難なくさくっと完了。
試しにヘルプを表示させて見たところ。
$ iperf -h Usage: iperf [-s|-c host] [options] iperf [-h|--help] [-v|--version] :
こうしてビルドしたiperfもちゃんと使えましたよ。