前回、Athlon5350 + AM1H-ITX上でHyper-VとVMware Playerの速度比較をしました。しかしどちらもビルド用途としてはイマイチな速度でした。
そうなると、仮想マシンがネイティブにインストールした場合と比べて著しく遅いのでは?という疑問が湧きます。前回はUbuntuをネイティブにインストールしていなかったので比較できませんでしたが、やっぱり気になったので、今回Ubuntu 14.04 Desktop(64bit)をインストール。前回同様Linuxのバニラカーネル3.15.1を素のコンフィグでビルドしたときの時間で比較してみました。
今回も詳細はとばしていきなり結果。
real 77m57.346s user 254m5.954s sys 27m6.018s
さすがに仮想マシンよりは速いです。しかしHyper-V仮想マシンと比べて8%速いだけ。メインマシンでは倍の速度が出たのに。VT-xて実は効率悪いとか?これだったらHyper-V使うかな。
一方絶対値としては今回もひどくて、メインマシンの5倍ものビルド時間がかかるというかなり残念な結果に。
メインマシンはUbuntu 12.04、こちらはUbuntu 14.04というバージョンの違いはありますが、そこの差は普通無いですよね。
まあAthlon5350 + AM1H-ITXはマシンパワーより消費電力を優先させた設計ですからね。今回測定してませんが、ビルド中の消費電力がメインマシンよりかなり低いのは間違いないです。ゲームしている時で最大51Wでしたからね。ビルド時間を短縮したかったら、それなりに電力のコストをかけろということかと。
でもそれにしても遅すぎる気が…。
以前も書きましたが、ゲームしてるとそこまで遅いとは感じないんですよね。
本当にこんなに遅いのかあれこれ実験してみたのですが、今回は格別おかしなところは見つかりませんでした(ここに書けなくて残念なくらい時間かけて)。また時間があるときに追求してみたいと思います。