前回の続きです。AM1H-ITXに組み合わせたCPU(APU)はAthlon 5350。
これを書いている時点ではAM1プラットフォームの最上位APUです。と言っても約¥6,600だったので、お値段的にはまあ先代のPentium G2020を買ったときと同じくらい。
ただTDPが25Wと、Pentium G2020の55Wよりずっと低いのです。TDPが低いということは、電気代が安く済むと期待されます。その一方で処理能力はある程度抑えられていると想定されますが、まあ何を重要視するかということですよね。私は低消費電力に価値を感じました。
実際使ってみたら処理能力も思ったよりずっと高くて驚きましたが。
これが買ってきてまだ開封前の状態です。
第一印象は、既にあちらこちらに書かれていますが、「小さいなあ」でした。本当にこれリテールクーラーまで入ってるのかなと。
TDPが低いのでクーラーも小型化できたのですね。
Core2 Duo登場以降IntelのCPUばかり使っていたので、ソケット側でなくCPU側にピンがあるのも何か新鮮、と思いつつマザーボードに取り付け。
思い出してみると、AMD製CPU使うのはAthlon XP以来です。10年ぶりくらい?
余談ですけどAthlon XPを使っていた頃はIntel派ではなくAMD派でした。ちょうど実家から撤去命令が出て引き取ってきた当時のK6-Ⅲ機が足元にあったりします。Windows XPと共に引退したもの。
そしてこれが「取り付けにくい」と有名なリテールクーラー。
事前に「取り付けにくい」と聞いていたので、取り付け方をネットで十分予習してから取り付けました。
そうしたら、そんなに難しくもなかったです。
2本のプッシュピンを同時に押しこむのがコツ。
メモリは、先代のPentium G2020機ではDDR3-1333を積んでいました。しかし今回はそれを流用せずDDR3-1600に変えました(メイン機のメモリ16Gbytesを半分に減らして8Gbytesをこちらに流用)。
Athlon 5350はメモリインターフェイスがデュアルではなくシングルチャネルなのです。今回テレビの視聴・録画用なのであまり関係ないですが、内蔵GPUの性能もちゃんと見てみたい、と思うとメモリ帯域もスペックの上限まで確保したいと考えました。
そしてMini-ITXケースに組み込みました。
つづく。